夏が近づいてきました!
子どもを連れて、海や山、レジャーにお出かけしたくなる季節ですよね!
そこで気になるのが、蚊などの虫除け対策ではないでしょうか?
湿度や気温が上がってくると、虫たちも活発に活動し始めます。
「少し外に出るだけだから大丈夫だと思ったのに」
「夜中に蚊が飛んで、なかなか寝付けなかった」
など、既にダニや蚊に刺されたという方も多いのではないのでしょうか?
今回は、赤ちゃんから使える蚊よけ対策の方法と、選び方について解説させていただきます!
赤ちゃんを蚊から守る!

暑くなってくると活発になる虫に、蚊・ダニ・ゴキブリ・ムカデなどがあります。
大人なら蚊に刺されないように動いたり、手で叩いたりすることができますが、赤ちゃんはそうはいきません。
気づいたら小さな腕や足が何箇所も蚊に刺されていた!なんてこともあります。
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、新陳代謝も活発なので蚊に狙われやすいです。
そうなる前に、大人がきちんと対策してあげましょう!
それでは蚊の対策方法と赤ちゃんにも使える蚊よけグッズを紹介していきます。
蚊の特性
オスは血を吸わない!?
蚊のエネルギー源は糖分で、普段は花の蜜などを吸って生活しています。メスだけが産卵のための栄養源として吸血し、オスは吸血しません。
人が出す二酸化炭素や皮膚のニオイ・温度などを感知して吸血します。そのため、体温が高く新陳代謝の活発な赤ちゃんは、蚊に狙われやすくなっています。
発生源は水溜まり
蚊は水のあるところに卵を産み付けます。
蚊の種類によって、水のきれいなところを好むもの、汚いところを好むもの、広い場所を好むもの、空き缶や空き瓶などのわずかなたまり水を好むものなどが異なります。
そのため、蚊が発生しそうな水溜まり近くで遊ぶ場合などは注意が必要です。また、なるべく水溜まりをなくしておくと、蚊の発生を減らすことができます。
怖いのは、感染症
蚊に刺されるとかゆみを生じます。これは、吸血の際、抗凝血作用物質(血が凝固することを防止するためのもの)を含んだ唾液を注入され、この唾液によってアレルギー反応を起こすためです。
けれど蚊の被害で最も恐ろしいのは、感染症にかかる可能性があることです。蚊が媒介する感染症として日本では日本脳炎とデング熱が広く知られています。ペットの病気としてフィラリア、海外ではマラリア、デング熱などがあります。
全ての蚊が感染症を媒介するわけではありません。ごく一部の感染症を持っている蚊に刺された時に、感染してしまうのですが、「まず蚊に刺されない」ように対策をしておくことが重要です。
蚊除けグッズの選び方

それでは、赤ちゃんにも使える蚊除け対策法を、シチュエーション別にご紹介します。
ピレスロイドなら赤ちゃんにもOK
蚊よけ成分には、主にピレスロイド系薬剤が使用されています。
ピレスロイドとは、天然の除虫菊乾花から抽出された殺虫成分“ピレトリン”と、これとよく似た化合物をまとめたもののことです。
ピレスロイドが優れている点は以下の3つです。
- 微量で良く効き、速効性がある
- 忌避効果もある
- 人や動物に対して安全性が高い
ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。人などの哺乳類の体に入ってもピレスロイドは速やかに分解され、短時間で体外へ排出されます。そのため、赤ちゃんや犬・猫などのペットにも非常に安全性の高い殺虫成分として使われています。
室内編
室内用で赤ちゃんにも使える蚊除け対策には、以下のような方法があります。
蚊取り線香
除虫菊などの天然素材から作られているものが多く、安心して使えるものが多いのが特徴。
ただ、煙が出るため換気できない場合や喘息持ちの方がいる場合は避けた方が良い。
プラグ式蚊取り
コンセントに差すと、液体状の殺虫剤が気化して蚊除け効果を発揮するというもの。
煙が出ないため、換気できない場合や喘息持ちの方にも使うことができるのが特徴。
蚊がいなくなるスプレー
スプレーすると殺虫成分が壁などに付着することで、半日〜1日、蚊を寄せ付けないというもの。
玄関や廊下など、蚊取りを設置するまでではないがたまに蚊が出るところなどに、手軽に使えるのが特徴。
蚊帳
物理的に、蚊が侵入できないようにする方法。
古くから使われている方法で、薬剤などを使わないため最も安心して使うことができる方法。
屋外編
電池式蚊取り
電池式の蚊取りなので、外で遊ぶ時や、コンセントが近くにない時に便利なグッズ。
蚊帳
屋外では空間が広く、薬剤による蚊取りは風に流されてしまうことも多いため、
ワンタッチの蚊帳などが使える場合はとても有効的。
おすすめ蚊除けグッズ
室内編
金鳥やアースなどと比較して、有効成分「ピレスロイド」が高濃度で入った蚊取り線香。
また、一般的な緑に着色した蚊取り線香と違い、無着色のため茶色いのも特徴。
我が家もこれを使っていますが、屋内屋外ともによく効くのでおすすめです。
煙やにおいが気になる場合や、喘息の方がいる場合は、こちらのコード式がおすすめです。
火の心配もないので、子どもがいる家庭でも気兼ねなく使うことができます。
ワンプッシュするだけで24時間効くスプレー。
蚊取りを設置するまでではないけど、廊下や玄関など、手軽に蚊除けしたい場合に室内で活躍してくれます。
我が家ではこちらの蚊帳を使用。蚊帳にも色々な形状がありますが、底面までカバーされているワンタッチタイプだと、隙間なく害虫の侵入を防ぐことができ、安心して睡眠できるのでおすすめです。
現在1歳の娘も喜んで蚊帳の中に入りますし、ベッドで使う場合は転落防止にもなるので良いと思います。
室外編
電池式の蚊取り。シンプルな見た目で持ち歩きやすく、一つ買っておくと蚊が発生する期間をしっかりカバーしてくれる。
服装
また、屋外での蚊除け対策にはスプレーの虫除けなどもありますが、日焼け止めなども塗ることを考えると、子どもの敏感な肌にはあまり色々な薬品を塗りたくないですよね。
そこで重要になるのが服装選びです。
外出時は長袖長ズボンにするだけでほとんど蚊に刺されなくなります。
紫外線対策にもなるため、夏だからと半袖半ズボンにするのではなく、薄手の長袖長ズボンにすることをおすすめします。
まとめ

これから夏にかけて本格化する蚊の活動。
一度刺されると何日も痒みが残りますし、感染症などにかかってしまうとそれどころではありません。
きちんと対策しておくだけで、十分に蚊除けできます。おかげで我が家ではひと夏に数回刺されるかどうかです。
ぜひ、シチュエーションに応じた方法で対策して、ストレスフリーな夏を楽しみましょう♪
コメント