書店やネットには子どもの英語教育についての情報が溢れていて、
「子どもの英語教育ってどうすればいいの?」
「何から始めたらいいかもわからないよ〜」とお悩みのパパママ!
「英語が苦手だから、子どもにどうやって教えればいいかわからない。」
「親が話せないのに、子どもを英語好きにするなんてできないでしょ。」と諦めているパパママ。
大丈夫です!!
その理由は、世界の状況を知ると明らかです。
日本では日本語のみを話す人がほとんどですが、
実は世界では、単一言語を話す人よりも、二言語以上話す人(バイリンガル)の方が多いんです。
教育次第で、誰でも話せるようになるということです。
高額な教材も必要ありません。
この記事では、海外のバイリンガル教育に関する研究をもとに最適な英語学習方法について解説し、
以下のような疑問も解決します!
- 海外ではどんな英語教育をしてるの?
- 効果的な教育方法は?
- うちの子にどんな方法が適しているか知りたい!
海外のバイリンガル教育について
バイリンガルとは、2ヶ国語を自由に話すことができる人のことです。
母国語に加えて、もう一つの言語を話します。
日本では日本語+英語のバイリンガルが多いですが、海外においても同じで、第二言語は英語が多いです。
日本では、バイリンガルというと一目置かれて憧れる存在ですが、
世界の言語事情はどのようになっているのでしょうか?
世界ではバイリンガルの方が多い!?
ilanguages.orgによると、なんと世界の約60%の人が2ヶ国語以上を話すそうです。
1ヶ国語を話す人口よりも、バイリンガルの人口の方が多いって驚きですよね!
話せる言語数 | 割合 |
1ヶ国語(モノリンガル) | 40% |
2ヶ国語(バイリンガル) | 43% |
3ヶ国語(トリリンガル) | 13% |
4ヶ国語(マルチリンガル) | 3% |
5ヶ国語(ポリーグロット) | 1% |
また「EF EPI英語能力指数2021年版」によると、世界の英語能力指数ランキングはこのようになっています。日本は112カ国中78番目で、英語能力が”低い”に分類されており、なんと年々順位を落としています(2019年は53位)。これはグローバル化が進み、世界的に語学教育に力が注がれているためだと言われています。日本と同じアジアで見ても、フィリピンやマレーシア、韓国の方が英語能力指数はずっと上のランキングです。

英語教育にお金はいらない!?
日本は、市場為替レート評価で世界第3位です(IMF(国際通貨基金)の統計サイトより)。世界の中でもトップクラスの経済大国であることがわかります。

このように世界的に見ても経済大国の日本が、112カ国中78番目の英語力の低さって驚きですよね。そして、この20位までのランキングの中で、英語能力指数が最も低いのは日本です。
以上のことからも、英語力の習得に高額な教材は必要ないこともわかります。
これらのデータを見ると、バイリンガル人口が少ない日本の英語教育の情報よりも、
海外の英語教育から学ぶのが良いようです。
幼稚園から英語教育!?シンガポールの例
それでは、世界の言語教育はどのように行われているのでしょうか?
世界の英語指数ランキングで第4位のシンガポールの英語教育について紹介します。
シンガポールでは国を挙げて英語教育に力を入れており、幼稚園から英語教育が行われています(Okumura,2007)。
3才でアルファベット・歌・絵本の読み聞かせから始め、単語カード・文章作成まで幼稚園で学びます。
学習内容としては、アルファベット・単語・文章作成などはこれまでの日本の学校での英語教育と変わりません。
けれど日本と異なる大事なポイントは、英語教育を始める時期と、生活に根付かせることです。
「子どもの英語教育って必要?いつから始める?」にも解説したように、6才頃までが語学習得の黄金期と言われています。シンガポールでは、その時期を逃さないような教育プログラムが施されており、幼いうちから歌や読み聞かせを通じて日常生活の中で楽しく学ぶことができています。
おうちではじめられる効果的な英語学習方法は?

「子どもの英語教育って必要?いつから始める?」にあるように、語学教育はなるべく幼いうちから始めるのが良いです。
ただ幼いうちは、習い事に連れていくにも親の準備が多くて一苦労ですし、コロナ禍では色々と気を使うことも多いです。そして英語の教室に通ったとしても、先生がマスクをしていれば子どもはどのように発音しているのか知りたくても、先生の口元を見ることができません。これは語学習得の大きな弊害になっています。
そこで、ここではおうちで始められる効果的な英語学習方法についてご紹介します。
オンライン英会話
インターネットを通じて、ビデオ電話などで英語教師と英会話を学ぶものです。
レッスンはマンツーマンで約25分、月4回で最安2,700円〜。英語教室に通う場合は最安でも8,000円、マンツーマンなら20,000円近くかかるので、非常に安く始められます。
3歳ごろから利用できるものが多いですが、お母さんと一緒ならもっと幼い時期から始めることも可能なようです。
また、オンラインではマスクをつける必要がなく先生の口元が見えるので、どのように発音しているのかよく分かります。そして子どもの学習段階に合わせてマンツーマンで進められるので安心です。
パパママが話せなくても手軽に本物の英語に触れることができます。
オンライン英会話はざっと調べただけでも20社以上あり、子ども専門・遊びながら学べるコースなど、それぞれ特色があるので、自分に適したものを選ぶことができます。
ただ、コースによっては月4回しかレッスンがないものもあるので、その場合は各自での英語学習は必要になると思います。
CD・DVDセット
CDや音声ペンなどの教材が届き、自宅で好きなタイミングで遊びながら学ぶものが多いです。
費用は約3万円くらいからのものが多く、0歳から始められます。
キャラクターと一緒にアルファベット・英語の歌・お話を学んでいきます。
CDやDVDをつけておくだけで子どもが遊びながら学んでくれるので、その間に家事をすることもできます。
本屋さんにもずらりと子ども向けのCDやDVD教材が置かれていますが、単品で買っていくと体系立てて学ぶことが難しいです。色々な教材を比較しましたが、結果的にはカリキュラムが組まれているセット教材を購入する方がコスパが良いようです。
まとめ

それでは以上の内容から、大事なポイントをまとめます。
世界のバイリンガル事情について
- 世界ではバイリンガル人口の方が多い
- お金をかけなくても誰でもバイリンガルになれる
- シンガポールでは幼稚園から英語教育が始まる
効果的な英語学習方法について
シンガポールのバイリンガル教育の例から、6歳までの言語習得の黄金期を逃さずに、アルファベット・絵本の読み聞かせ・歌などから始めるのが良いようです。
日本の英語教育と内容的に大きな違いはありませんが、幼いうちから始めること、生活の中で楽しく学んでいることが大きなポイントです。
そのために家庭でできる効果的な学習方法は、以下のものが当てはまりました。
- オンライン英会話
- 英会話CD・DVDセット
- 絵本の読み聞かせ
パパママも子どもと一緒に英語を楽しもう!
パパママが話せなくても、6歳までの黄金期にはオンライン英会話やDVDでネイティブの発音に親しむだけでも十分に意味があります。
そしてパパママが少しでも話せる場合は、一緒に歌ったり読み聞かせを行うのが、人が言葉を学んでいく最も自然な方法です。決して発音が完璧でなければならないわけではありません。アメリカやインドでもそれぞれの地域の英語なまりがありますが、みんな堂々と話しています。「英語って楽しいんだよ」ということを親子で学んで行けたらいいですね!
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